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#69 淡路島の名産品「淡路島の藻塩PREMIUM」

万葉集に残る、藻塩づくりの歴史
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「淡路島 松帆の浦に 朝凪に 玉藻刈りつつ 夕凪に 藻塩焼きつつ 海人をとめ」

かつて万葉集に詠われた、淡路島の藻塩づくり。島内でも多くの製塩遺跡が見つかり、製塩業が盛んに行われていたことが伝えられています。

1637年に綿屋として創業した(株)多田フィロソフィは、その淡路島の塩作りの歴史を担い、1999年に藻塩製造を開始。以来、日本全国、世界各地で食されるようになりました。中でも「淡路島の藻塩PREMIUM」は、手間ひまかけて作られる自慢の逸品です。


製造日数、4日間
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海水の塩分濃度は3%。製品になるのは2%です。塩を作るためには、まずは大半を占める水分を飛ばさなければいけません。その作業を効率化するために生み出されたのが、淡路島で古くから伝わる‟藻塩焼き”でした。藻塩焼きは、‟玉藻”という海藻に海水を含ませ、塩分濃度を上げていく作業から始まります。

「淡路島の藻塩PREMIUM」は、そこから製造のヒントを得て、海水と海藻を一緒に炊き上げながら作っています。一つひとつの工程を人の手で行うため、製造には4日を要しますが、そうした手間ひまをかけることで、海藻のうまみ成分が凝縮した、角のないまろやかな味わいに仕上がるのです。では早速、製造工程を見ていきましょう。
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まず1日目は、鳴門海峡で汲み上げた海水を、大鍋に注ぎ足しながら煮詰めます。室内温度は50度近くまで昇り、湿度は90%以上。そんな過酷な状況下で、作業は行われて行きます。
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2日目は、海藻を加え、一晩寝かせておいた海水をさらに煮詰め、にがりと塩に分けていきます。塩作りは時間をかければかけるほど、甘みを含んだ美味しい塩になるのだそうです。
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3日目は、職人が平釜で残りの水分を飛ばし、焼成したあと、味をなじませるために自然冷却していきます。
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そして4日目は、検品作業。出来上がった塩をふるいにかけ、人の目で焦げなどが混ざっていないか、細かくチェックしていきます。
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最後に梱包した塩を金属探知機に通し、一枚一枚ラベルを丁寧に貼り、完成。こうして「淡路島の藻塩PREMIUM」は、私たちの元に届くのです。


「淡路島」の名を、世界へ
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現在、(株)多田フィロソフィの藻塩は全国の飲食店や大手メーカー、コンビニ等で扱うおにぎりや惣菜、お菓子など、幅広い用途で使用されています。また、アメリカでは日本食を中心に約100店舗以上で取り扱われ、他にもタイやシンガポール等、海外の方にも親しまれるようになりました。

「今後も藻塩を通して、‟淡路島”の名を世界に広めていきたい」そう語るのは、11代目の多田佳嗣社長です。ちなみに社長おすすめの食べ方は、枝豆やお肉の‟振り塩”。藻塩が素材の味を引き立ててくれるのだそうです。

今後も、様々な国や地域で展開予定の「淡路島の藻塩PREMIUM」。
みなさんも、手間ひまかけて作られる‟角のないまろやかな味わい”を、ぜひ一度ご賞味ください。


<多田フィロソフィ>
住所: 兵庫県南あわじ市榎列小榎列271-1
TEL: 0799-42-2231(代表)

取材・記事:藤本沙紀




by awaji_gourmet | 2019-09-12 10:11 | その他 | Comments(0)

【淡路島観光協会公認ブログ】チッキィが、食材の宝庫「淡路島」のおいしい情報をレポートします♪


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