2月にターニングポイントキッズ館で開催されたお味噌づくりのワークショップ。6月になって、いよいよお披露目の時を迎えました!
お味噌作りは冬に仕込んでひたすら待つのみ。2月に仕込んだお味噌は持ち帰らず、ターニングポイントさんで預かっていただいていました。今日はそのお味噌がいよいよ完成したということで、みんなで味見をします。
神戸のこうじで仕込んだ味噌、淡路島のこうじで仕込んだ味噌、二種類をあけます。さて、どんな出来上がりでしょうか?みんなどきどきとお味噌と対面します!
お味噌の表面に敷き詰めておいた酒粕がふんわりといい香り。半年前と比べて、随分と色が濃くなっています!「いい感じでできてますね~」とお味噌作りを教えてくださった中村さん。
せっかくだから、神戸と淡路のこうじでどんなふうに味が違うか味見してみることに。こうじ以外は、豆も塩も同じ分量。同じ場所で保存していたので、こうじだけでどれだけ味が変わっているのか……実験です!
野菜スティックで味をみてみます。「お??神戸の方がちょっと甘い?淡路島の方が塩気が強い?」とみんな感想を口々にします。中村さん曰く「こうじが乾燥してたかどうかも影響しているかも」と教えてくださいました。
こうじだけの違いでこれだけ味が違うとは!豆の種類やお塩を変えて仕込んでも面白そうです。
さて、今日は味見だけではありません。完成したお味噌を使って、味噌玉づくりをします。味噌玉は、戦国時代に忍者や兵士がつかっていた携帯食。味噌にいろいろまぜて持ち歩いていたそうで、戦国時代のカロリーメイトといったところ!
今日はわかめやじゃこ、干しえびや干したまねぎなど、用意していただいた具材をつかって好みの味噌玉を作ります。
何を混ぜようかな~と、みんなあれこれ夢中です。お出汁の代わりに鰹節やとろろこんぶを入れても美味しのだそう!私もさっそくチャレンジです。
かつお、わかめ、あおのり、干したまねぎ。選んだら後は簡単、細かくハサミでちょきんと切って、混ぜるだけです。
味噌と具材のいい香りが。もうこれだけでもおいしそうです。
あとはラップでくるんでコロンとしたサイズにまとめて完成です。あとは使うときにお湯を注ぐだけ。
お昼ご飯のお供や、ヘトヘトに疲れたときにも、作っておけば手軽にお味噌汁が楽しめる一品の完成です!
最後は参加者のみなさんと、スタッフのみなさんで写真をパチリ!先生の中村さんや、ターニングポイントのみなさんともおしゃべりを楽しんで、心から満足できたイベントでした。
みんなで作って、みんなで完成したお味噌を囲む。半年という時間をかけて楽しい時間が広がった一日でした。ターニングポイントキッズ館のみなさん、ありがとうございました!
取材・写真:藤田祥子・横山 佳奈恵
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